普段着の文章

物部俊之 日誌 「私はこう考えますけど、あなたはどうですか」




2016.07.22 問いつづけて-教育とは何だろうか

2016.07.22 問いつづけて-教育とは何だろうか

友人のfacebookの記事を読んで思い出した。

何十年も前、小学校からの、数少ない、とある友人と、多分、30才くらいの時に話したことを思い出したのだ。

自分は学校の先生になりたかったんだとお互い、少し照れ笑いをしながら話した。教師になりたい、学生時代、そう思っていた。もちろん、私は親の仕事を継がねばならなかったので、はなから無理であったのだけれど。

なぜ、そんな話を彼女としたのかというと(友人は女性である、ただし、彼女と言っても恋愛云々の彼女ではなかった、とても残念)、彼女との話の中で、林竹二の本を読んで、教師になるのをあきらめたという、不甲斐ない共通点があったからだった。

教育学者 林竹二 彼は、奥さんと二人で小学校をまわり、授業をした、 「人間について」という授業。ソクラテスをはじめ、哲学者を題材に彼は授業をした、それは授業巡礼と呼ばれている。

問いつづけて-教育とは何だろうか http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000019645982&Action_id=121&Sza_id=F2

既に絶版だけれど、表紙の女の子の笑顔は、林竹二の哲学の授業、大人でも難しいという内容を、理解した瞬間を捉えた表情だ。 20代、そこそこ、純真さをいくらか残していた私と友人は、がつんと衝撃を受けたわけだ。 ただ、哀しいかな、林竹二の授業への情熱に臆してしまい、普段の言葉で言うなら、「びびってしまい」、違う道を選んだということ。

夜はつい饒舌になってしまい、つまらないことを書きすぎてしまった。

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2017.05.12 敗北力 Later Works を読む

心棒、というものがある。

自分を貫く一本の棒、もしくは線である.この線は、できるだけ細い方が良い、でも、それは強靭でしなやかである必要がある.
何かの判断が必要となるとき、それは線の右を通るのか、左を通るのか、ぴたっと合うのか、それがまずは判断するための前提となる.

ただ、この線、あるいは棒は欠けていたり、ささくれていたりするのだ。なんとか、まっすぐで鋭いものにしたいのだけれど、自身の怠慢や能力の足りなさで、なんともいえずみすぼらしい.

http://www.groupsure.net/post_item.php?type=books&page=20161002Haiboku

『敗北力 Later Works』 鶴見俊輔著 

http://www.groupsure.net/post_item.php?type=books&page=20161002Haiboku  を、読んだ.

私はアマゾンの書評を読まない.せっかく、これから本を読もうとしているのに、実はこういう本で、なんて解説されたら怒りでいっぱいになる.自身で発見する、再発見するという楽しみをうばわれるに等しいと思うからだ.

だから、この本についての具体的なことは書かない. 私は鶴見俊輔の本を読むのが好きだ.敗北力、そうかと唸る再発見にわくわくする。

私の中にあるはずの、いや、多分、あったと思うところの心棒を、この本はしっかりと強くしなやかにしてくれると思う.
だから、私はこの本を読んで、とても愉快な気分になる。
元気になる.
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2017.05.30 「粘土のお面」豊田正子著 木鶏社刊

「粘土のお面」豊田正子著 木鶏社刊 を受け取ってきた.
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B1%8A%E7%94%B0%E6%AD%A3%E5%AD%90

綴り方運動から現れた作家、豊田正子。

多分、綴り方運動については、批判もあるだろう。でも、小学生の子供たちが、自分や親の生活を正確に書き綴るというのは、自身の思ったこと、感じたことを、しっかりと自分自身が分析するということだと思う.

もちろん、それを酷だという捉え方もあるのだけれど、私は、子どもが、感情で右往左往し、道筋を掴めなくなる大人に育つことを、人生がもったいないと考えるので、子どもの頃から、自分の中にあるものを、同時に他者として、見据える訓練をすることが有意だと思っていたりする。
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20170518 岩波新書 現代日本の思想 その5つの渦 久野収 鶴見俊輔著

岩波新書 現代日本の思想 その5つの渦 久野収 鶴見俊輔著 を買う.

大正の後半、それとも昭和の始め辺りの社会を読むことで、今、そして、これからを読むことができるのではないかと買ってみた.

「日本共産党」と「綴り方運動」まで読んだ、ほぼ、三分の一、まだ、途中だけれど思うのは、昭和の始め辺りの気分と現代の世相、私的には「気分」と表現したいのだけれど、よく似ている。もちろん、違う要素もたくさんあるから、そのまま、同じように推移していくわけではないだろうけれど、同じ失敗をするのは愚であるなとは思う.というか、同じように推移させたいという勢力がもしも存在するなら、ま、持って回った言い方だけど、今度は成功させようと思っているかもしれないとか。


https://www.iwanami.co.jp/book/b267138.html

アドラー心理学は結果でなく、目的論を採用する.これは、もちろん、その対象を個人としているけれど、個人の集合体である組織をアドラー心理学にて判断しようとしたとき、いままで見えなかったモノが見えてくるかもしれないとかは思う.
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