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TOKIO山口事件、中条きよし


TOKIO山口事件、中条きよし「2人もいたら、蹴飛ばして逃げられる」発言に批判殺到
https://www.j-cast.com/2018/04/27327322.html?p=all

実を言うと、この記事で一番に驚いたのは「俳優の中条きよしさん(72)が」の一文。
 必殺仕事人で三味線の弦を使い、連続殺人を、いやいや、悪を懲らしめていたわけですが、そうか、もう72歳になっていたのか。
自分自身の歳を考えれば、不思議ではないのかもだけれど。

さて、中条きよし的な発想は、男全般の心持ちの、ずっと奥の方には、大抵あると思う。

行かなきゃいいじゃん
行くからそんなことになったんだよ

私にはその発想はない、これは言い切る。
では、何故ないか。
それは私が立派な人物である、わけでは全くない。私は立派な人間ではない。そこらに転がっている、ただのおっさんである。

行かなきゃいいじゃん、という発想は上下関係をその元とする。
 上下社会の中で生きる男は、多分、女性もそうだろうけれど、上の意見を下の人間は自分の意見として受け入れる。社長でもないのに、「うちの会社は」なんて表現が戸惑いなく、会話に出てくるのが、その現れだと思う。
だから、この事件でも、女子高生の立場に立っての発想ではなく、山口達也の立場の発想で男は考えてしまう。
だから、行かなきゃ、来なきゃいいじゃん、そしたら、俺もキスを要求しなかったのにさ、ふふん。
どんなに、こういった行為はダメですよと言っても、男の腹の中の奥底には、来なきゃいいのにさ、いい迷惑だよ、という気分が残滓のように残っている。

私に、それがないと言いきるのは、私は子供の頃、かなりのいじめられっ子だったので、いじめられる側からの風景として、大きな声や拳を見るからだ。
 暴力は恐ろしいと思う。
 大きな力には、中条きよしの「蹴飛ばして」なんて無理である。体を強張らせて、衝撃を最小限度に抑えたい、もう、それが精一杯である。

多分、中条きよしは自分の発言をまっとうなものだと思っているだろうし、腹の奥底では、その通りだと思っている男も多いだろう。
 蒙昧魑魅魍魎を、言葉によって、陽の照る場所に引っ張り出して、分解・展開して行くことが大事だと、なんだか、中条きよし72歳に衝撃を受けつつ思った。

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